第1475回 プラ工技研技術講座(会員の皆様へ)

◆実務経験者(中堅技術者・技能者)のための実用講座■成形の勘どころを明解!   ナノ成形加工へも一助!

 

ONE  SHOTの解 ――“成形考学”の実技

/射出成形技術の基礎と実際

 

「成形の考え方」を中心とした失敗しない成形技術のヒント

●ワンショットごとに成形品は生まれる/ワンショットで良品を作るコツ、決め手

●樹脂を知り、金型を知り、成形機を知り、成形プロセスを知る(ブラックボックス=盲点を考える)ことにより“ガスを制し成形を極める”/見方・考え方/成形事例

●成形技術、成形挙動、成形不具合の原因究明をイラスト解説により理解度大幅アップ

教科書(実用書)に書かれていないオリジナル内容で、射出成形についての“再考”“ヒント”となる内容を解説.

 

  • 開催日時 平成29年7月21日(金) 10時00分 ~ 16時30分    
  • 会 場 きゅりあん (4階 第1グループ室) 東京都品川区東大井5-18-1 >> 地図
  • 参 加 費 正会員(個人・法人)29,500円     一  般(会員外)34,500円(いずれもテキスト、資料及び昼食代を含む)

 

■ 講師および講義内容 

 

担当講師

  • 平成29年7月21日(金) 10時00分 ~ 16時00分
  • インテック研究所  所長 山田 智也氏

 

講義内容

 

1)成形について――不具合は樹脂の溶かされ方、流され方、固められ方の中に原因が潜んでいる

2)収縮――収縮の現象とメカニズムを理解する/膨張⇒収縮(膨らむ量を押える“技”を工夫する)

3)比重――膨らむ量の目安が溶融比重

4)スキン層について――成形不良の多くはスキン層の育成厚みの差により発生

 

 Ⅰ.成形機、周辺機器編

 1.動作確認――音による不具合予知/勘を働かせればリズムが分かる

 2.集中注油について――1カ所でも油漏れしていると他の部分に給油されない

 3.ノック棒(位置、高さ)――エジェクタロッドの位置や高さの不備は金型を破損

 4.ノズルタッチについて――シリンダ側と金型側の温度差200℃でも安定成形実現するには

 5.なぜ乾燥するの――樹脂に熱を加えると軟化する、すると…/乾燥時間は

 6.乾燥機の容量――成形品にはどの位の乾燥機の容量が必要か

 7.風量――乾燥機の風量が変化すると、なぜ送風温度が変化するか、その原因は

 8.触れる――乾燥機、温調機などで単純なミスによるトラブルを未然に防げる

 Ⅱ.金 型 編

1.防錆剤――防錆剤にも厚みがある/汚れの正体を探る/防錆剤を使用しない工場?!

2.金型の汚れ(ガス)――密室で生まれる臭いの行方は…/デポジット(汚れ)は転写が悪くなり、外観不良が発生

3.スプルー取られ――自動成形はストップ!/金型不備、メンテナンス不備、成形条件

4.E.P部の白化について――原因と状況を明確にし、金型修正指示を…

5.ガス抜きピンの設置――ガスの溜まる位置を意識的に固定する/ガス抜きの方法を見直す

6.注油――油切れの金型はカジリを待つばかり/金型メンテの際どこへ油を塗布するか

7.当たり(突き当て量)――打てば打つほど不具合が出てくる金型は当たりか外れか

 Ⅲ.成形条件編

1.成形条件について――安定成形を妨げる要因(成形機、金型、材料、付帯設備など)

2.射出圧力――速度による不具合を見極める/射出圧力を下げ、成形品の重量と一次圧時間を測定する

3.射出時間――保圧1秒と5秒とでは射出時間が同一か/一次圧時間を安定させる

4.射出速度――サイクルを1秒変更しただけで膨大な無駄が発生

5.クッション量――クッション量の変化は、不具合の予測や不具合発生時の原因究明のポイント

6.ショートパターン――機械はピタリと止まるが中の液体は…樹脂は急に止まれない/不具合の原因究明や予測

7.計量――トライに当たり条件設定は? 

8.型締力――鉄は強固だが成形で用いる力はもっと強固だ/型締力に対する金型に必要な受け面積

9.適正型締圧力――何に対して適正か?/射出圧力/金型の開きを見る

 Ⅳ.成形不良対策編

1.キズ?――ウェルドライン、シルバー、型キズ、異物付着、当てキズ

2.なぜバリが発生するのか――金型温度、成形品形状、成形条件などのデータを集め、原因分析、対策

3.金型の汚れ――転写性、外観不良に影響

4.ガス抜き(PLから)――ガス抜き部分にバリが発生する場合は/PL面にデポジットが多量に付着する場合は/ガス抜き方法の効果

5.エア抜き――ガス分を抜く/ガス分を溜めなくする

6.パージ――シリンダ内の樹脂を排出時にどんなところを見るか

7.鼻タレについて――ノズルタッチの潰れ、充填障害

8.糸ヒキ――糸ヒキに有効なノズルは/成形機と金型の接合部分で起こる不具合に対する工夫は

9.変形――収縮差によるもの/外部からの力によるもの/成形品をじっくり観察する

10.湯じわ――樹脂はどんな流れ方をすると波紋状のしわができるのか(ゲート部、末端部、厚肉部)