第1506回 プラ工技研技術講座(会員の皆様へ)

 

 

成形不良未然防止のための成形技術
――不良原因の究明と対策

 

●不良ゼロ達成への基本と応用/トラブル事例と解説/対策法

●成形不良ゼロへの最短距離――まず何をするか/不良に関連する成形技術は/失敗を生かす手法/コスト低減対策など

本講座は、量産成形現場に通用する安定した成形技術の確立のため、不良対策において、まず何をしてみるのが良いのかの手順を述べ、

次にその不良に関連する成形技術について分かりやすく解説。「不良品ゼロ」「クレームゼロ」のための的確な“不良の再発防止対策”

 

  • 開催日時 平成30年12月13日(木) 10時00分 ~ 17時00分    
  • 会 場 きゅりあん (4階 第2特別講習室) 東京都品川区東大井5-18-1 >> 地図
  • 参 加 費 正会員(個人・法人)29,200円     一  般(会員外)34,200円(いずれもテキスト、資料及び昼食代を含む)

 

■ 講師および講義内容 

 

担当講師

  • 平成30年12月13日(木) 10時00分 ~ 16時30分
  • 高野技術士事務所 所長 高野  菊雄氏

      

 

講義内容

 

 Ⅰ.不良ゼロ・直行率100%成形、試作レス成形のための5ゲン主義に基づく事例研究による総合的成形技術の構築

 .樹脂材料の素性を知る

  (1)熱可塑性樹脂の結晶性と非結晶性の差異 

  (2)樹脂およびグレードの性質を支配する要因――化学構造・高分子構造・改質剤・複合化

 Ⅲ.実践的成形不良未然防止ための成形技術

 1.ショ-トショット

 (1)寄与率の大きい要因

 ① 樹脂の流動性と成形品の厚み、および流動距離の対比

 ② ショートショットが発生しているところのベントと、そのメンテナンスの確認

 (2)原因究明と対策に必要な成形技術

 ① 流動性に対する許容最高樹脂温度の明確化  ② ベントの種類

 ③ 多数個取りキャビティの同時充填のためのランナ設計

 ④ 樹脂からの揮発物によるベント閉塞とメンテナンス

 2.ば り

 ●原因究明と対策に必要な成形技術――樹脂特性とばり/金型の設計と構造に関するばり

 3.シルバー

 (1)寄与率の大きい要因

 ① ペレットの吸湿率 ② 残留モノマーの検討 ③ キャビティ内でのエアの巻き込みの有無

 ④ 樹脂からの揮発分の程度 ⑤ 樹脂の熱分解によるガス発生率

 (2)原因究明と対策に必要な成形技術

 ① 許容吸湿率の明確化と予備乾燥方式

 ② 予備乾燥されたペレットのスクリュ供給までの間の吸湿防止対策

 ③ 樹脂ペレットの許容加熱重量減少率の確認と対策――ナチュラル材と着色材の差異

 4.異 物

 (1)寄与率の大きい要因――① 異物の種類の分析 ② 流路での異物発生場所の確認

 (2)原因究明と対策に必要な成形技術

  ① 樹脂が流路内で異物化することの認識  ② 流路内面での溶融樹脂滞留とその対策

  ③ 樹脂添加剤の異物化  ④ 分解清掃と洗浄剤による洗浄メンテナンス方法の確立

 5.ボイド・気泡・ひけ――① ボイド・ひけの発生理由  ② 形状設計とボイド・ひけ

 6.光沢性・転写性

 ●原因究明と対策に必要な成形技術

 ① 金型温度と転写性 ② ガラス転移温度・凝固温度を考慮した金型温度と転写性

 ③ 樹脂からの揮発物のデポジットと転写性 ④ デポジットのメンテナンス―低分子物と高分子物

 7.フローマーク

 ●ジェッティングの原因究明と対策に必要な成形技術

 ① ジェッティングが発生する溶融樹脂のゲート通過速度

 ② ジェッティングと多段射出速度制御・タブゲート

 8. ウエルド――ウエルドを作らないための成形技術/ウエルドを目立たなくするための成形技術

 9.寸法ばらつき

 ●原因究明と対策に必要な成形技術

① 樹脂の成形収縮率  ② 成形機性能  ③ 金型温度の定義とその管理  ④ ゲートシールと寸法ばらつき

 10.そり・変形

 ●原因究明と対策に必要な成形技術

① 成形収縮率の異方性 ② 成形条件依存性 ③ 成形品形状依存性 ④ ゲート設計と変形

 11.成形品の破損

 ●原因究明と対策に必要な成形技術

  ① エステル結合のある樹脂の加水分解 ② 破面解析 ③ 過応力設計 ④ シャープコーナ

  ⑤ ウエルド ⑥ 流動配向 ⑦ ソルベントクラック ⑧ 残留ひずみ 

<使用テキスト>

高野菊雄著『プラスチック成形技術の要点―不良ゼロのものづくり技術の構築』(A5判260頁、定価2,916 円、丸善出版刊)を主テキストに使用。

(書籍代は参加費に含まれます)